先月のことになりますが、東京で開催された「日本臨床獣医学フォーラム」に参加してきました。
そのため日曜日は休診とさせていただき、ご不便をおかけしました。
学会前日の夜に東京入りし、現地で夕食をとったのですが、海外からの観光客の多さに驚きました。
ホテルも飲食店も、ほとんどが海外の方で賑わっていて、東京の国際色の豊かさを改めて感じました。
学会の会場は、格式ある「ホテルニューオータニ」。
当日は朝から学会に参加しました。
「獣医さんの学会ってどんな感じなんだろう?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
大規模な学会では、ホテルの広間(会議室)が10カ所以上使われ、それぞれの会場で専門分野に長けた先生方が講演を行います。
参加者は朝9時から夜7時ごろまで、興味のある講演を選んで会場を移動しながら学びを深めていきます。
また、企業による展示ブースも充実していて、最新の医療機器や薬、サプリメントなどが紹介されています。
私はコロナ以降、久しぶりの学会参加だったこともあり、目新しいものばかりでとても刺激的でした。
特に印象的だったのは、AI技術の進化です。
カルテ管理の効率化や、治療の補助にAIが活用されている様子を見て、動物医療の現場にもここまでAIが浸透しているのかと驚きました。
お昼休みも休憩する先生たちもみえますがランチセミナーといって企業がお弁当を出してくれてその企業の薬や機械の説明を聞くことも出来ます。 ちなみに今回のランチセミナーでは、催吐処置に使う薬についての講演を聞きました。
…お弁当を食べながら“嘔吐”の話を聞くという、なかなか複雑な時間ではありましたが(笑)、
現場で役立つ知識をしっかり学ばせていただきました。
夜までしっかり講義を聞いたあと、東京駅でスタッフへのお土産にお菓子を買い、
病院に戻ってきたのは23時ごろでした。長い一日でしたが、充実した学びの時間となりました。
ちなみに、獣医師向けの学会の中には、一般の方も入場可能なものもあります。
動物医療に興味のある方は、機会があればぜひ一度足を運んでみてください。
普段なかなか見ることのない世界を、ちょっと覗いてみるのも面白いかもしれません。
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