病気について

About symptoms

症例紹介

こちらのページでは、よくご相談いただく症例を記載しております。
しかし、紹介している例はあくまでも参考としてご覧いただき、気になる症状が持続している場合は、
安易に自己診断をせずに、受診や相談をしていただくようお願いいたします。

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ワンちゃんがかかりやす病気

嘔吐

えさを食べすぎたり、勢いよく食べてしまった場合などでの嘔吐は心配はいりません。
1日に4~5回以上嘔吐する場合や、色のついた吐しゃ物が見られる場合は注意が必要です。

茶色の吐しゃ物・・・
咀嚼不足・消化不良の場合があります。
何回も吐く場合は、受診してください。

黄色や透明の吐しゃ物・・・
空腹の時間が長く続くと吐くことがあります。
ご飯の時間を調整してみてください。
ご飯を食べても吐くことがなければ、問題ないです。

ピンクや赤色の吐しゃ物・・・
血が混じっている場合は胃炎や胃潰瘍、異物を飲み込み食道や傷ついているなどの異変が考えられます。
吐しゃ物を写真などで撮って、見せていただけると助かります。

吐しゃ物に異物が混じる・・・
おもちゃや消化できないものの誤飲が考えられます。
小さいものであれば便と一緒に排出されることもありますが、うまく排出されないと腸閉塞につながる場合も。
すぐに受診しましょう。

一日に何度も嘔吐する・・・
腎臓や肝臓の病気の病気が隠れていることも考えられます。
早めに受診してください。

吐きそうな仕草をするが何も出てこない・・・
咳あげの症状かもしれません。
咳をしすぎて最後に「オエッ」とします。
その様子を見て「吐き気」があると来院される方が多くいます。
何度も続く場合は、動画を撮っていただくと判断がしやすいです。

下痢

軟便・泥状便の場合・・・
「軟便(なんべん)」とは便の形を保っているが水分量が多く掴むと崩れてしまうような便です。
1日に1、2回ほど軟便がみられただけでその後食欲がある・元気にしていれば一時的なものと見てよいでしょう。
「食欲が戻らない」「嘔吐がみられる」「ぐったりしている」などの症状が現れた場合は早めに受診してください。

水下痢の場合・・・
何度も繰り返す場合は食中毒や感染症、消化器官の異常が考えられます。

慢性的な下痢・・・
3週間以上続く下痢です。細菌や寄生虫によるもの、食物アレルギー、腫瘍性腸疾患などが考えられます。

血便・・・
「黒色便」の場合は胃や十二指腸での出血、鮮血便の場合は大腸での出血が考えられます。

白っぽい便・・・
胆のうや膵臓の異常が考えられます。

長引く下痢は体内の水分や電解質が喪失しやすく、重症化する場合もあります。
普段から便の状態を観察し、異常があれば早めに受診していただくことをお勧めします。

くしゃみ・鼻水

異物による刺激・・・
ほこりや砂、草花の種子など、さまざまな異物が鼻に入り起こるような一時的なくしゃみならば心配はいりません。

においや煙による刺激・・・
犬の嗅覚はとても優れているのでわずかな臭いでも刺激になってしまいます。
お香や香水、タバコや塗料の臭いは遠ざけてあげてください。

アレルギーによるもの・・・
人間と同様に「花粉症」や「ハウスダストアレルギー」をもつワンちゃんもいます。
こまめな掃除や、お散歩の際は体毛に花粉が付かないように洋服を着せる、またお散歩から帰ったらブラッシングで付着した花粉を落とすなど、お家に花粉を持ち込まない工夫が必要です。
ワンちゃんの花粉症は、人間の症状と同様に、くしゃみや鼻水のほか、目やにがたまる・目のかゆみ・皮膚のかゆみや炎症が起こることもあります。
十分に観察してあげてください。

鼻や口内の病気・・・
くしゃみや鼻水が長く続いたり、膿状の鼻水や鼻血が出る場合は鼻腔内な口内の病気が疑われます。
また、歯周病の進行によって過剰な免疫反応が出てしまうこともあります。
鼻汁に異常がないか、口内が赤く腫れていないか確認してください。

風邪やウイルス性の病気・・・
くしゃみや鼻水が長引く、熱や咳が出る、下痢を伴う場合は風邪やウイルスや細菌による感染も考えられます。
息苦しそう・鼻呼吸が難しそうに感じられたら早めの受診をお勧めします。 

皮膚のトラブル

マラセチア皮膚炎・・・
カビの一種であるマラセチア菌が増殖することによって発生する皮膚炎です。
赤い発疹やフケが発生する、患部をなめる(かゆそうにする)、脂っぽい臭いや皮膚や体毛がべたべたする、などの症状が出ます。
健康な犬にも普段から皮膚にはたくさんの真菌(カビ)や細菌が常在しています。(マラセチア菌もその一種です)
犬自身の体調や免疫バランス、加齢などによって菌が増殖し、皮膚トラブルが発症します。
治療方法は、塗り薬や薬用シャンプー、飲み薬(かゆみ止め)などです。

アトピー性皮膚炎・・・
ハウスダスト・花粉・ダニ・カビなどのアレルギーによって引き起こされる皮膚炎です。
患部を搔きむしってしまうことで皮膚がダメージを受けバリア機能が低下し、さらに強いアレルギーを引き起こすことがあります。
飼育環境の改善や、塗り薬や飲み薬での薬物治療、保湿剤の塗布などで症状を抑えることができます。

ネコちゃんがかかりやす病気

おしっこが出ない・尿の色がおかしい

おしっこを我慢している・・・
猫のおしっこの回数は成猫で1~3回/日、子猫で4~5回/日程度です。猫はストレスを感じると我慢してしまいます。
トイレやトイレの猫砂が変わったり、騒音が気になる、知らない人が家に出入りしている、などわずかな変化でもストレスを感じてしまいます。
環境を整え様子を見てみましょう。

排尿ポーズをするがおしっこが出ない・・・
尿路結石症や膀胱炎など排尿器官の病気が疑われます。
排尿時に痛みを感じておしっこが出せない、排尿前後にしきりにお腹を気にするようであれば早急に受診をしましょう。

尿の色が濃い・・・
茶色やオレンジ色の尿の場合は脱水や肝臓や胆道の病気が疑われます。
猫の白目に黄疸や白く濁るような症状があれば早めに受診をしてください。

尿の色が赤い・・・
血尿は膀胱炎や尿石症、腎不全のほか腹部の出血など様々な原因で見られます。
出血の量や頻度を確認し、採尿が可能であれば猫砂の上に食品用ラップやポリ袋を敷き排尿させ、紙コップやタレ瓶などの容器に移して病院へ持ち込んでください。

よだれや口臭

よだれの量が多い、口臭がひどい・・・
猫かぜや歯周病のほか、口腔内の悪性腫瘍、高齢猫の場合は難治性口内炎などが考えられます。
歯肉や口腔粘膜に腫れや赤みがないか、また食事の際に口の中を痛がったり出血がないかよく確認してください。
毛づくろいを嫌がったり、前足でよだれを拭う動作をくりかえす、前足が汚れやすくなっていたりするのも口内トラブルのサインです。

よだれが茶色っぽい・・・
口内が傷ついたり、炎症を起こしている可能性があります。

よだれが黄色や緑色・・・
ウイルスや細菌に感染した可能性が考えられます。
膿のようなよだれは口内炎が重症化している場合も…。
速やかに獣医に相談してください。

けいれん

犬や猫のけいれん発作の原因は様々です。

脳の病気・・・
脳腫瘍や炎症、水頭症、ウイルス感染症など

循環器の異常・・・
低血糖症、肝臓疾患、腎臓疾患など

中毒症状・・・
殺虫剤、鉛、特定の植物やカフェインなど、猫にとって有害な物質を摂取してしまった

けいれん発作が起きたら…

けいれんが起きたらまずは安全を確保し、周囲の危険な物を避け、怪我をしないようにします。
痙攣中は無理に触らず、静かに見守ることが大切です
抱きかかえたり、落ち着かせようと無理に撫でると噛みつかれることがありますので、大きな声を掛けたり、揺さぶったりしないでください。

発作が5分~10分以上連続で続く「重積発作」や、短時間に何度も繰り返す「群発発作」は重症化する場合もあります。
何分間けいれん症状が続いていたかを確認し、けいれんが収まった後にご来院ください。